パースに住む
パースは、シドニー発見より150年も前にオランダ人船員によって発見されましたが、都市計画が始まったのは1829年、スワン川河口から始まりました。パースは、世界一孤立した大都市で、なんと国内のシドニーへ行くよりも、インドネシアのジャカルタへ行く方が、飛行時間も短く、一番近い隣の都市のアデレードまでの距離は2700kmもあります。その間、極度に乾燥した木も生えていない、またガソリンスタンドも無いヌラーボール平原を通り抜けていく必要があります。
パースは、インド洋と広大な砂漠(広大過ぎて5つに区分されているほど)に挟まれて、完全に独立したような状態で発展を遂げてきました。
映画俳優のヒースレジャーをはじめ、数々の有名人を輩出していることでも知られていますが、なんといってもコテスロービーチでの美しい日没、フリーマントルでのシーフード、ロットネストアイランドの手つかずの自然も有名でしょう。パースは、1901年、新しい州としてオーストラリア政府に加入し、その際、州の名前をウェストラリアにし、パースを州都にすると言う条件を出しましが、結局州の名前はウェスターン・オーストラリア「西オーストラリア」で決まりました。
西オーストラリア州は、オーストラリアの輸出の46%を生み出し、世界の鉄の20%が採掘されており、オーストラリア全体の輸出産業を支えています。
パースの便利生活情報:
パースは一年の300日ほどが晴天に恵まれます。夏の暑さは厳しく、冬はほとんどありません。ゆっくりとしたオーストラリア時間が流れています。ここにいると、都市全体は成長し、世界中からの観光客も増えているのに、せかせかとした都会の喧騒や事件などまるで存在しないような穏やかな気分になります。
資源が豊富な西オーストラリアでは、鉱業・採掘産業が重要な産業になり、建設産業も盛んです。
パースで生活するこということは、新鮮な空気の中、自転車に乗り、公園と砂漠、さらに海は生活の一部になるということです。
市街地にはレストランやバーで有名なノースブリッジという地区があり、またリーダービレやビューフォートストリートも若者が楽しめる場所として有名です。